作者の考え

■加筆について

演目がより面白くなることは僕も望むところです。

ただ、作品によってはどんな一言でも何日、何ヶ月もかかって書いているものもあります。
文字通り推敲したものもありますので、まず脚本の本当の内容を把握した上で、もっとよくなる方法を考えていただけるとありがたいです。

■演出について

ここでは脚本を使う上での取説みたいなことを書こうと思います。
その目的は、観る側の満足度を上げるためです。
ひいてはそれが作り手の満足度に繋がると考えます。

僕はここに公開している脚本をできるだけ満足度の高い舞台にしてもらえることを期待しています。
正直、「好きに使って下さい」とは思っていません。
それはやっぱり自分の作品が可愛いからです。

では、どうすれば満足度がより高くなるのか?

失敗しないことだと思います。

失敗とは何か?

笑いで考えるとわかりやすいと思いますが、
笑わせられなかった時に、何らかの失敗をしていたと考えられます。
・台詞の一部が聞き取れなくて笑えなかった
・台詞を言ってる人の演技にリアリティがなくて笑えなかった
などなど

一番改善しやすいのは聞き取りにくさだと思います。
これを徹底的にやると結果がかなり違ってきます。

ここには笑いを狙った作品が多いです。
内容が観客に伝わることが重要です。
・早口すぎて聞き取れない
・BGMが邪魔で会話が聞き取れない
・後ろを向いていて聞き取れない
など、台詞が聞き取れないと、笑いが起きるポイントで起きなくなってしまいます。
聞き取りにくい台詞がないか、稽古中に客観的な視点で見られる人にチェックをしてもらうのがいいと思います。

因みに、会話劇で面白いシーンでユーモアをイメージしたようなBGMを流しているのを時々見かけますが、あれはミュージカルや映像作品などではいいかもしれませんが、会話劇には合わないことが多いです。
面白いシーンに限らず、BGMを入れようと思う場面では、本当に入れた方が良いか、入れない方が良いか、全ての曲についてチェックすることをお勧めします。
クライマックスのいい場面で音に頼らないで演技だけで勝負したら、予想以上にぐっとくるかもしれません。