(文化祭=Culture Carnival参加公演)

 

私だけがその10分間を何度も繰り返した・・・。

■ あらすじ
居酒屋に集まった同じ大学の映画研究部OBの聖子、春親、手島。
そのうちの聖子が8時50分から9時までの10分間を何回も繰り返してしまう。
春親も湯木も信じてくれないで、聖子の苛立ちは繰り返すたびに増幅していく。

 

■ 公演情報
日時:2006年9月3日(日)17時〜
場所:Black Chamber(大阪市北加賀屋)
上演時間:75分

■ キャスト
加藤祐一
三条上ル
涼川智恵子(舞夢プロ)*
菅原陽樹(SK Product Co.)*
轟(劇団月光斜 Team BKC)*
(*=ゲスト)

 

■ スタッフ
作・演出:中野 守
助演出:村川謙一
稽古場監督:村川謙一
宣伝美術:いぬしげ
照明: 山本恭平(演劇集団Q)
音響: 村川謙一
ビデオ撮影:橋本佳典
小道具:三条上ル
衣裳 :涼川智恵子
制作 :加藤祐一、三条上ル、
村川謙一

 

■ 公演を終えて
長篇新作。
前回公演ブルーに続き、1日のみ、1ステのみ公演。
前回公演から3ヶ月半で本番を迎えるなんてのはかつてなかった。
大学時代は年4本とかやってたけど、
自分の脚本で連続してこのスパンっていうのは初めてだった。
大体、普通の公演では20回の稽古日を設けるところが、
半分ちょいしかなくて稽古開始の頃から焦ってた。
稽古量の少なさを平日の夜に路上で補ったりした。
あと、文化祭=Culture Carnival参加公演ということで、
ホールでは前日に2時間の枠を貰ってきっかけを確認することができたが、
リハはなし。
これも初めてだったなあ。
何せ同じ時間繰り返すもんだから
役者泣かせな本になってしまったようでしかも、
10分経てば元に戻ってしまうもんだから、
どうやって話展開するんだよって途中自分で自分の首を絞めてることに気づいた。
虎穴に入らずんば虎児を得ず。(文:中野)

 

■ 脚本について
第6回公演はタイムリープものでした。
同じ時間が繰り返すって奴です。
洋画ならアシュトン=カッチャー主演『バタフライ=エフェクト』、
邦画なら牧瀬里穂主演『ターン』、
ドラマなら堂本剛主演『君といた未来のために』、
世にも奇妙な物語だと内村光良主演『そして、くり返す』、
他にも『リプレイ』などなど。
同じ時間を繰り返す人の話。
という点においては斬新でもない。
じゃあ何が違うのかというとその繰り返す長さです。
『10分間』は文字通り10分間という短い時間の繰り返しのお話です。
10分間を場面を切らずに演じて、また同じ10分間が始まります。
つまり変化を起こさない限り同じことを何回もやらないといけないわけです。
同じことやっても見てる側は退屈ですから、
どうやって前の10分間と違うようにするか、
そこが悩み所でした。
10分間っていう長さは何かを変えるには短いし、
変えた所で元に戻るわけですし。
間違えて物凄い強い敵のいる洞窟に入った気分でした。