第6回公演のリメイクです!
初演よりも上演時間も長めになって
内容も更にパワーアップして帰って来ます!
たったの10分という短い時間を何度も繰り返す
タイムリープ・コメディ
■ あらすじ
忘年会で居酒屋に集まった同じ大学の映画研究部OB達。そのうちのひとり聖子が8時50分から9時までの10分間を繰り返していることに気づく。聖子は、同期の春親や手島、3巡目から登場する湯木に様々な方法で同じ時間を繰り返していることを説明するがどうしても信じてもらえない。聖子の苛立ちは10分間を繰り返すたびに増幅していく。
■ 公演情報
<京都公演>
日時:2010年11月20日(土)20時〜
21日(日)13時〜、17時〜
(開場は開演の30分前)
会場:京都大学吉田寮食堂
料金:前売・当日1,000円(日時指定自由席)
<大阪公演>
日時:2010年12月11日(土)14時〜、19時〜
12日(日)13時〜、17時〜
(開場は開演の30分前)
会場:in→dependent theatre 1st
料金:前売1,800円、当日2,000円(日時指定自由席)
■ キャスト
三条上ル
唐仁原俊博
辻中金吾郎
真野絵里
田渕☆理恵
桐山泰典*
湯川知行
(*:ゲスト)
■ スタッフ
作・演出:中野 守
舞台監督:唐仁原俊博
舞台監督補佐:平林肇
舞台装置:唐仁原俊博
照明:京都公演 寺澤哲(プラン)
代島将隆(オペ)
大阪公演 仲西雄亮
音響:下田要(劇団熊タオル)
衣裳:真野絵里
小道具:辻中金吾郎
稽古場監督:唐仁原俊博・田渕☆理恵
WEB管理:中野守
Web予約フォーム:シバイエンジン
制作:三条上ル、田渕☆理恵
■ SPECIAL THANKS(敬称略)
栗岩秀
■ 宣伝動画
10分間2010 宣伝インタビュー
10分間2010 予告編
10分間2010 予告 コメンタリー編
■ 演出家挨拶
本日は貴重なお時間を中野劇団のために割いていただき、真にありがとうございます。演出家の中野守です。
すでにチラシなどでご存知の方も多いと思いますが、今回の芝居はタイムリープ、つまり同じ時間を繰り返す話です。タイムトラベルものといえば、高校生や大学生が時間を超えて戦国時代の織田信長や幕末の坂本龍馬と遭遇したり、若い頃の自分や、年を取った自分に会いに行くような、ベタな設定も好きなんですが、今回は題名通り、たった10分間の時間移動という地味な設定です。娯楽作品として、リラックスして観ていただければと思います。
サブタイトルの「タイムリープが止まらない」は自分でもあまり気に入っていないのですが、「10分間」だけではどんな内容かもわからないと思ってつけることにしました。題名をつけるのが下手なんです。
最後に、第12回公演の実現にあたり、ご尽力ご協力いただきました方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
■ 公演を終えて
初演と今回の共通点として、上演したのがワールドカップイヤーということがある。まあ、偶々なんだけど。でも4年ごとに上演するようになったりして。しかし、初演のようにサッカーネタを盛り込みたかったのに、今回の公演は閉幕してから時間が空いていたので、別の設定に変更することにした。
『10分間』はもともと短篇オムニバス公演になる予定だった。ただのバラバラの内容のコントをするより、何らかの「括り」で統一感のある内容にしたら、面白さも増すし、芸術性も上がる(?)んじゃないかとぼんやり考えてて、ある設定を思いつく。
「同じ時間に起こった出来事を集めたコント」
しかし、その場合、出演者が多い方が面白い。あまりいなかったので、同じ役者で同じ時間の話をやるならどうするのがいいか、という悩み派生した、「繰り返しもの」だった。
初演は準備期間が短かったにしては頑張った内容が書けたと思う。でも、直しの入れる余地はまだまだ大いにあった。そのうちの最大の要素が尺の短かさ。あと何回か繰り返しを足したい。この芝居の「骨の長さ」を伸ばすのは難しいことじゃないけど、「関節を増やす」のは何倍も難しく、改良する意欲はあっても、本当にできるのかわからなかったし、なかなか光が見えて来なかった。「登場人物を増やす」という課題も最初の方からあって、終わってみれば、それらをなかなかいい感じで果たせたのではないかなと、自分では思うわけだけど、どうかな?
もともと、「第12回公演は、ちょっと軽めの奴にしよう」と思っていて、「テーブル一つで魅せる」10分間を再演しようと決めたときは、ここまで面白くなるとは予想してなかった。沢山アイデアを出してくれた役者のみんなの力が大きかったし、その原石を4年前に生み出してくれた初演の出演者も相当デカい。(中野)